本: 第四解剖室

ncwmfgj2.JPG書名:第四解剖室
原題:Everything's Eventual
著者:スティーヴン・キング
訳者:白石 朗
出版:新潮社(新潮文庫)
ISBN4-10-2193359

短編集。
(08)第四解剖室
(09)黒いスーツの男
(10)愛するものはぜんぶさらいとられる
(11)ジャック・ハミルトンの死
(12)死の部屋にて
(14)エルーリアの修道女<暗黒の塔>外伝
*原書13話目のライディング・ザ・ブレッドは未収録。

こちらで紹介した「幸運の25セント硬貨」の続きの短編集です。ホラー度が低くて読みやすい作品が多かったです。お勧めは「エルーリアの修道女」です。ガンスリンガーの出てくるシリーズものの外伝です。

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本: 千里眼を持つ男

8yp7h6br.GIF書名:千里眼を持つ男
原題:The Great Game
著者:マイケル・クーランド Michael Kurland
訳者:吉川正子
出版:講談社
ISBN4-06-274788

19世紀末の欧州は、政情不安から一触即発の状況にあった。そんな中、各国代表が集まり会議を開くことになっていたが、恐ろしい陰謀が待っていた。ホームズの推理とモリアーティの犯罪組織による情報ネットワークとが手を組み、未曾有の危機を回避する。

オープニングでモリアーティ教授とシャーロック・ホームズが221Bで会って話をするのですが、私は最初の数ページで「こりゃだめだ」と思いました。キャラクターに違和感ありすぎです。オープニング9ページを立ち読みしてから買うべきでした。ホームズ物を無条件に買ってしまう習性はそろそろ改めないといけないようです。案の定その後の480ページは、ただただ読むのが苦痛でしかありませんでした。モリアーティ教授とホームズが出てくるシーンは特にそうです。そもそもこの話はホームズとモリアーティでなくても良いのです。ただ名前借りてきただけです。しかもストーリーがつまらないです。今年読んだワースト1です。


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本: 蜘蛛の微笑

isvju6p4.JPG整形外科医リシャールは、愛人を部屋に閉じ込めてSM好きな男に抱かせて喜んでいる。銀行強盗アレックスは、逃亡中にTV出演していたリシャールを観て妙案を思いつく。ヴァンサンは、ある日、謎の男に捕まってしまう。

ミステリを買ったはずなのにいきなりSMが始まってどうなることかと思いましたが、ちゃんとりっぱにミステリーでした。関係なさそうな3つのストーリーが中盤あたりで絡みだし、後半にあっと言わせる仕掛けが用意してありました。序盤のとっつきにくさを超えられればとてもスピーディーでおもしろい展開が待ってます。ページ数も少ないので読みやすかったです。

書名:蜘蛛の微笑
原題:MYGALE
著者:ティエリー・ジョンケ
訳者:平岡敦
出版:早川書房(ハヤカワ・ミステリ文庫)
ISBN4-15-174751-6

本: グインサーガ95巻 ドールの子

pfj04vlq.JPG書名:グインサーガ95巻 ドールの子
著者:栗本薫
出版:早川書房(ハヤカワ文庫)
ISBN4-15-030760-1

本編95巻です。100巻まであと5巻になってしまいました。100では終わりそうに無いくらい話が拡がってしまってます。95巻は、グインの去ったパロのその後と、ケイロニアとの関係に新たな嵐の予感がし、ゴーラでは帰還したイシュトがさらに荒んだ性格になっています。とはいえ特に大きな展開は無く、嵐の前の静けさか、次号以降までのつなぎか、という感じでした。

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萌える脳閑人日記。

本: 鎮魂歌(レクイエム)

9ej4ecvl.JPG書名:鎮魂歌(レクイエム)
著者:グレアム・ジョイス
訳者:朝倉久志
出版:早川書房(ハヤカワ文庫FT364)
受賞:英国幻想文学賞受賞
定価:840円+税
ISBN4-15-020364-4

ある理由から妻を亡くして学校を辞めた高校教師トムは、かつての恋人が住んでいるエルサレムにやってくる。そこでは何十年も外に出ないユダヤ人、意味不明な言葉を伝える老婆、ジン(精霊)に取り付かれたという学者、女性患者しか診ない精神科医、など奇妙な人々に出会う。やがて未公開の死海文書を譲り受け、イエスの死の秘密に近づき、自分でも知らなかった自身の秘密を知ることになる。

表紙とタイトルだけみて中世のお話のつもりで購入した本ですが、思いっきり現代でした。普通なら背表紙のあらすじくらい読みますかね。で、これはたいへんおもしろかったです。最初湿っぽい涙と嘆きで埋め尽くされた物語かと思ったのですが、エルサレムに行ってからは徐々に奇妙な展開になってきて、特に死海文書を読み解くあたりからは知的に楽しかったです。

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